睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に呼吸が止まる無呼吸や、呼吸が弱くなる低呼吸を断続的に起こす病気です。睡眠中にたびたび酸素不足になって脈拍が上がるため、高血圧、心疾患、脳血管疾患のリスクを高めます。また、睡眠時間を十分にとっていても慢性的な睡眠不足となって、日中に強い眠気に襲われたり、集中できなくなったりしてQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を大きく損ねます。さらに、事故を起こすリスクも上昇します。実際に睡眠時無呼吸症候群が原因となった大きな鉄道事故やバス事故が報道されています。
ご自分やご家族、周囲の方を危険に巻き込む可能性がありますので、できるだけ早めに適切な治療を受けて、こうしたリスクを回避しましょう。

症状

就寝中
  • いびき
  • いびきが止まって、その後大きな呼吸をしていびきが再開する
  • 呼吸が止まる
  • 息苦しい
  • 何度も目が覚める
  • 寝汗をかく
起床時
  • 頭痛
  • 目覚めが悪い、熟睡感が得られない
  • 体が重い、だるい
日中
  • 体が重い、だるい
  • 疲れがたまる
  • 集中力がない
  • 眠気がある

睡眠時無呼吸症候群の診断

SASが疑われる場合、当院では患者様がご自宅で行う「簡易検査」機器を貸し出ししております。
ご自宅での就寝時に検査し、結果を分析して診断します。

簡易検査

ご自宅で簡単にできる検査です。センサーを手の指や鼻の下に付けることで、睡眠中の呼吸やいびきの状況を記録します。返却していただいてから当院で結果を分析し、睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べます。
この検査では、『AHI(Apnea Hypopnea Index:無呼吸低呼吸指数)』として結果を数値にしてお出ししています。
中等症に該当する場合は1泊入院が必要な精密検査を受ける必要がありますが、軽症でも血中酸素濃度が低い場合には、精密検査をお勧めしています。精密検査はご紹介する専門病院での検査となります。

AHI数値
~20 軽症
口腔内装置
20~40 中等症
要精密検査
40~ 重症
CPAP療法

精密検査

簡易検査では判別が難しい場合に必要となる検査です。精密検査は、専門医療機関に1泊して睡眠中の検査を受けます。夕方から翌日朝までの滞在時間ですが、検査自体は就寝時に行います。

当院では簡易検査で無呼吸症候群の判断ができない軽症・中等症の検査結果となった場合、精密検査をお勧めしています。ご希望される方には、提携している専門医療機関をご紹介しています。

治療法

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure=経鼻的持続陽圧呼吸療法)

CPAP(シーパップ)は、睡眠時にマスクを装着して、加圧した空気を送り込むことで無呼吸を防止する装置です。適度にコントロールされた圧力で空気を送って気道を拡げ、閉塞を防止します。ほとんどの患者様に有効で、副作用もないため、日本や欧米では睡眠時無呼吸症候群の治療法として主流になってきています。停電時にも問題なく運転を続けるなど安全性も高く、目覚めた時に熟睡感を味わうことができます。日中の眠気も解消しますので、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上にも役立ちます。CPAPは、保険適用で治療が可能です。
当院ではドリームステーションAUTO(PHILIPS製)を採用しています。

 

マウスピース

あごなどの骨格がこの治療に適している軽症〜中等症の方に向いています。就寝時に専用のマウスピースを装着します。下あごが前に移動するように設計されているため、気道が拡がって症状を緩和させます。このマウスピースは専門の歯科医院で作る必要があるため、ご希望の方には歯科医院をご紹介しています。

生活習慣を改善が重要です

  • 肥満を解消しましょう
    肥満によって気道が狭まり、睡眠時無呼吸症候群を発症しやすくなります。
    当院ではカウンセリングや運動などについてもアドバイスを行って、減量をサポートしています。
  • 飲酒は控えめに
    飲酒により筋肉が弛緩するため、気道が閉塞しやすくなります。
    アルコールは適度な量にとどめ、特に就寝前の飲酒は控えてください。
  • 薬の作用
    さまざまな疾患の治療薬に、筋肉を弛緩させる副作用を持つものがあります。
    受診の際にはお薬手帳か、服用しているお薬をご持参ください。
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